何きっかけだったかは忘れましたが、垣谷美鈴さんの小説にハマってます。
その中でもタイトルが他人事ではないなと感じて読んだ1冊。
『四十歳、未婚出産』は40歳を目前に控えた女性が、できちゃった出産をする話です。タイトルのまんまです。
もし今の自分にそんなことが起きたら奇跡なんだけれども。
選択肢としてありなんじゃないかと思っていたりもする。
初産40歳は恐らくいろいろと大変だろうし
母子ともに危険を伴う確率も上がるのではないかと思います。
でも、まだまだ元気だし産みたいと思うなら遅すぎることもなく。
医療も着実に進歩しているので諦めるのには早い年齢だと思います。
この本の主人公はバリキャリ系女性で酔った勢いと異国の地という環境の違いもあり、後輩男性と致してしまいます。
その後妊娠が発覚し、産むか産まないか、言うか言わないかなどなどいろいろな問題をいろいろな人の意見や行動によって決めていくわけですが。
これを読みながら感じたことは1つ。
自分がしたいようにするのが1番だということ。
周りに反対されようが、受け入れられなかろうが、自分で考えて決めたことに間違いはない。
他人に選択を委ねてしまうと、必ず後悔することになると思う。
ということ。
一夜の過ちで出来てしまっても
産みたいと思えば産めばいいし
産めないと思えば産まなければいい
その中には育てられないという選択ももちろんあると思うし
金銭的な問題も関わってくると思う。
それと、人間関係も。
それでも、
自分で決めることが1番重要で
他人が決めることには何も意味を持たないと思う。
私が冷たいって思われる根本はこういうところにあるのかもしれない。
基本的に他人を信用していないし必要としていない。
他人に頼って自分が不安定になるのであれば、自分で出来ることは自分でやった方がいいと思っているし、実際1人で背負うことも多い。
それでストレスを溜めてるんだからやめたらいいのにねそういう考え方。
でも、それが自分で私の考え方だから。
もし、今、私に、
そういうことを致す男性がいたとして
タイミング良くて命を授かったとしたら
産む決断をする。
正直今は子供が欲しいって思ってはいないし
母親になれるとも思っていない。
それでも私の元に命がやってきたのであればそこに意味があるんだと思う。
乗り越えられる試練しか神は与えない
とか
母親を選んで子供は宿る
とか
聞くけど
それはきっとそうなんだと思う。
ま、そんな関係になり得る人はいないのでありえない話なんですけどね。
だからこういう考え方が出来るってだけなんだろうな。