先日、出産関係の小説の感想で自分の出産について触れました。
20代前半の頃は、早く結婚して若いママになりたいと思っていました。
20代後半には、結婚する友人が出て来て羨ましい反面、まだ早いのかもと思っていました。
30代に入って、友人や親戚に子供を産む人が増えてきて、子供を持つということ、家族を作るということが現実的に近いこととなって、羨ましいという気持ちと無理だという気持ちが一緒になりました。
30代後半となり、結婚は夢のまた夢で子供を持つことは諦めています。
そう、もう昔のように無邪気に“子供が出来たら〜"なんて話すことは出来ません。
最近はテレビで、子供が何かに挑戦する番組などで頑張って挑戦する姿を見ると、泣けて来ます。
自分にはこの親のように子供の成長を見守ったり、自分の親に孫の姿を見せに行ったりすることは叶わないんだなと、頭ではなく心で感じてしまうからでしょうか。
年齢的にも現実的にも子供を授かることを諦めなければならないので、心が追いつかないのでしょうか。
思えば私の心は
結婚やパートナーというものよりも
赤ちゃんや子供に反応するような気がします。
もしかして、結婚がしたかったのではなくて
子供が欲しかったのかもしれないです。
20代後半の頃によく言っていたのを覚えてます。
「結婚はしたくないけど、子供が欲しい」と
周りにもそう言う友人や知り合いも多くて、合わせてたのかと思っていましたが、もしかして本心だったのかもしれないです。
なぜなら私のよく知っている男性といえば
父親、兄弟、付き合ったことのある男性だけ。
この人たちは、妻、母、彼女をお手伝いさんのように扱う人たちばかりです。
お茶も自分で入れない。
洗濯機も回したことがない。
遊びに来たら掃除をするのが当たり前。
そんな人たちばかりでした。
だから自分が妻になることは嫌だったのかもしれません。
そして自分で子供を産んでそういう子に育たないように育てたかったのかもしれません。
それももう叶えることは難しくなりました。
そもそも、自分が子供を産むことの想像が出来ません。
自分の中に何かが入ることが気持ち悪いですし
医療モノのドラマやドキュメンタリーを見ていると"イーーー"ってなります。
文字通り"イーーー"って肩から耳にかけて凝り固まる感じでしょうか。
注射も気持ち悪いですし、薬も嫌いです。
とにかく、異物が自分の中に入るのが気持ち悪いのです。
なので、子供を産むなんて事はおそらく昔から無理なことだったんでしょうね。
そういえば、想像力豊かなほうだけど、子供を産んだり育ててる想像や夢を見たりってしたことがない気がします。
自分で思い描けること、想像出来ることは実現できることだと聞いたことがあります。
やっぱり想像出来ないことなので、出来ないことなのでしょうね。
それを考えると、誰かと付き合うことは想像出来るけれど、その先一緒に暮らしたり家族とて過ごしているような想像や夢は見たことがありません。
やはり、結婚は自分の中で未だあり得ないことなのでしょうね。
想像できる日は来るのでしょうか。